Misskeyサーバー「さいどみすきー(sideMisskey)」は9日、3月下旬に発表した管理体制変更の理由となっている、前管理人による個人情報漏洩未遂について運営アカウントと「sideMisskey(さいどみすきー) Wiki」上で続報を発表した。
本件は3月中旬、当時の管理人べあこ氏が運営チーム外の第三者(以下A氏)に対し、べあこ氏のみが閲覧できるPayPal(サーバーへの単発支援窓口として利用)の取引情報から得られたあるユーザーの本名・住所が載ったスクリーンショットを提供しようとしたことがA氏の報告により発覚し、協議の結果べあこ氏は管理人を解任、運営スタッフのモデレーター3名が共同管理人としてサーバー運営を引き継ぐ方針となったものである。
べあこ氏が管理していたサーバー運営に関わる支援金、アカウントの引き継ぎは完了し、4月8日にさいどみすきーに登録している全ユーザーへ本件に関するメールが送信された。
その中で現運営チームは前管理人であるべあこ氏へ再度事実確認を行い、さいどみすきー運営中に収集した個人情報は手元に一切残しておらず、他には漏洩がないことを確認したことを明かした。
また弁護士に相談の上で秘密保持誓約書を作成し、前管理人べあこ氏と現運営チームのウイ氏、エフ氏、ぞしがや氏の4名が「過去の分も含めさいどみすきーで知り得た個人情報を、在任中だけでなく退任後も第三者へ開示・漏洩したり私的使用しない」旨を誓約したことを発表した。また今回の対応をもって個人情報漏洩未遂に対する発表は終了するとした。
現在停止中のサーバー支援窓口については、pixivFANBOXでの月額支援の再開を予定しているとのこと。これまでの支援で預かっている資金には余裕があるとしたうえで、決定次第報告するとしている。PayPalに代わる単発支援については代替サービスを検討中とのこと。