Firefishは6日、v20240206をリリースした。以降はローリングリリースを採用するためいわゆる「新バージョンのリリース」は無いという。細かい更新が頻繁にmainブランチに適用されるため都合の良いときでの定期的なアップデートを推奨している。またバージョン番号にはコミットの日付(20240206 など)が用いられるとのこと。
v1.0.5-rcからの主な変更点はバグ修正と投稿言語の指定機能の追加となる。

この中でFirefishの新たな監理者となったnaskya氏は、前リーダーであったKainoa氏より何の事前告知も話し合いも無く、先日突然に管理者の権限がnaskya氏へ移譲されたことを明かした。2023年末にFirefishコアチームメンバーPanos Damelos氏が出した声明にもあったようにKainoa氏とは数か月の間連絡がつかない状態からの突然の出来事となった。


Kainoa氏の声明発表前にはSharkey公式アカウントなどから言及があったようにFireFish.Socialとjoinfirefish.org(現在は復旧)のサーバーダウンが発生しており、プロジェクトの進退が懸念されていた。

Firefish側は今回のKainoa氏の対応には非常に困惑・不満を抱いているとしながらも、Firefishを使い続けたいという声があるということ、既存のFirefishユーザーに急な移行を迫りたくはないとしてこのプロジェクトを続けていくことに決めたという。ただし主要なメンテナが離脱したため開発のペースは落ちるとしており、特に最初のうちはプロジェクトをうまく管理できないかもしれないと断りを入れている(マージリクエストは歓迎とのこと)
今回のv20240206から主要な他のMisskeyフォークへの移行が可能となっており、移行について迷っているユーザーもアップデートすることを推奨している。また検討の時間を十分に確保してもらうため、少なくともしばらくの間はこれ以降のバージョンから v20240206 にダウングレードする方法を提供する予定だという。
またKainoa氏はjoinfirefish.orgのドメイン名を移管しなかったため、git.joinfirefish.orgにあった GitLabサーバーの移転を余儀なくされたという。以前のURLもfirefish.devにリダイレクトされるはずではあるが、以前のドメイン名は私たちの管理下にないため確実な保証はできないとのこと。